ところで、すでにほとんど店頭では見られなくなった今号の「TARZAN」。何やら香取慎吾の裸体が効果大のようで販売実数伸ばしたらしいのね。その恩恵をこうむった人が俺の身近にいるの。
何を隠そう俺のパーソナルトレーナーなの。実はこの号、読んだ方ならおわかりのように香取君が「6週間12kg痩せた」のはパーソナルトレーナー(以下PT)のお陰というのがこの号のメイン特集なんだけど、このお陰でPTがクローズUPして結構ジムに問い合わせがくるんだって。まあジムやPTにとっていいことなんでしょうが、これでヤセやデブばっかりがわんさか来てもらっては景色が悪くなるからちょっと不安なのよねー。
さて、8/2は朝から日サロ。9月の南の島バカンス対策を万全にと思い立ちちょっと下ごしらえを。その後はジムに行って夜は2丁目。先日のディヴェルティメントのコンサートでタクトを振ったコスモ氏とPenguinでご対面。けいすけ&泣き虫よしひろを紹介。その場で泣き虫よしひろに薦められた映画「藍色夏恋」。けいすけもさる某HPで紹介されてるのを見たよと言ったのでちょっと気になった。
その結果、翌8/3はけいすけと映画鑑賞。当然「藍色夏恋」に決定。
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「藍色夏恋」(原題「藍色大門」)
2002年台湾映画
脚本・監督:イー・ツーイェン
撮影:チェン・シャン
キャスト
チャン・シーハオ役:チェン・ボーリン
モン・クーロウ役:グイ・ルンメイ
リン・ユエチェン役:リャン・シーホイ
他
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いやー、素晴らしい。本当に素敵な映画でした。
疾走するチャリンコ、その駆け抜けるスピードと絡み合う映画のテンポ感、舞台が台湾にもかかわらずどこか懐かしい街並。
ほんと映画の小道具だけでも泣かせるんだけど、
でもって、主役のチェン・ボーリンがスッゲーかっこかわいいの。てか俺的には今年最もヒットした子だね。素敵。
真面目なときのきりりっとした眉、はにかんだ時のかわいい顔、体だけはけいすけと同意見でちょっと水泳選手という設定にしては細いわ。
相手の女の子役のグイ・ルンメイも役柄のせいで無表情系なんだけど、そこから苦しい心の悩みを抱えるがゆえの勝気なオーラーが見事に出てるのね。大した女。
まあ、しかしゲイテイストは満載よ。
水泳、水泳競技会、競パン、校庭で上半身裸でバスケ、イケメンなどなど。
そしてホン(脚本)が素晴らしい。切ない。とにかく切ない。でもラストは不思議な明るさ、さわやかさ、若い奴だけが持ち得る「疾走」がみなぎった秀逸の幕切れ。
もう俺なんか2回ぐらい目頭熱くなってもうやれらた。
て、ことで以下詳細な俺なりの映画評。
これから映画観る人はなるべく読まないほうがいいかも。
てか、なるべく多くの人に観てもらいから読んで欲しくないんだな。
観てから読んでね。
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反復の映画「藍色夏恋」
モン・クーロウとリン・ユエチェンの仲良し女の子のだべりで始まる映画は、終盤でまた二人のだべりが回帰してくるのだけど、
単純な反復ではなくて、映画冒頭の無邪気な会話と打って変わってモン・クーロウにとっての悲劇的なきっかけとなってしまう。
この映画は動作の反復、台詞の反復が多いのね。でもそれってよくあるじゃない。とにかく思いを伝えたくて言葉を選べなくて切羽づまって、言葉は繰り返してしまう、同じところをうろうろしてしまう。
そう、ここでの主人公たちもいじましいほどまでに自分を表現するために「反復」するの。
相手の名前を連呼しつづける、お互いの心の苦しさが最高潮となる体育館の乱闘のシーンでのただひたすらぶつかり合いが続く、毎晩にように彼女の家に通うチェン・シーハオ。
でもこれらは一生懸命な切なさと同時にどこか「可笑しい」。そこがこの映画がシリアスさをうまく切り抜けてる不思議なバランス感覚があるんだよね。その点がかなりポイント高いね。
絵がきれいだったわ。街路樹の緑、猥雑さと下町さがよく出ていた屋台の光景などなど。
脚本が素敵なのは妙な分別ないところね。さりげなく苦くてさりげなく笑えてさりげなく考えさせられる。
はじめは恋の三角関係かと思ったら、よもや三者が全く違うベクトルを向かってしまうことになるとはねー。正に彼女の台詞の通り「人生は不公平だ」(もっともこれがこの映画の中で一番分別臭い台詞だけどね)
実のところこの芝居の核となる彼女モン・クーロウの揺れ動く性の感情こそこの映画の機動力、原動力なのであり、彼女の予測不能で無軌道な「疾走」がこの映画を駆け巡るのね。
その彼女が映画の最後にチャンの背中を追いかけるシーンこそ、無軌道な「疾走」が少し大人になって真っ直ぐな「疾走」と変わっていくその姿があまりにも感動的だ。
シャツをたなびかせてチャリンコを駆けるあのチャンの背中の姿はまぎれもなく彼女の視線であり、あの陽光まぶしい背中の絵には彼女のこれからの想いがにじみでている。
切ないけどどこかに希望がある「疾走」。だからこそあのラストは感動的なんだ。
素晴らしい映画に出会えました。
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