確か去年おととしは、この、地方都市オーケストラフェスの日には、マスクをして行かないといけないくらいに花粉症の症状が激しかったと思うけど、今年はしないですんでいる。でも今回は涙をおさえるハンカチと、ティッシュは忘れられない。 地方都市オーケストラフェスティバル2003 特別参加
群馬交響楽団 東京公演
2003年3月16日(日)すみだトリフォニーホール(東京)
アルト●加納悦子
合唱●群馬交響楽団合唱団
児童合唱●高崎市立京ヶ島小学校合唱部
指揮●高関 健
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マーラー/交響曲第3番ニ短調 今日は錦糸町のすみだトリフォニー。ここにはこのフェスティバル以外には来た事ないかも。
東京復帰第一弾なヤツとよしひろの3人で、2階RB6~8番をオカマで占めてみました。2階バルコニーは、ひとりがけ椅子がステージに向かって斜めに配置されていてお気に入りの場所。ここを取るには群響のオフィスからでないと取れないのです。トリフォニーの座席は、ステージに向かって水平な感じでなくて、楔が打ち込まれているようなスタイルで並んでいるので、座席配置図だけからでは距離感が掴みにくく、2階正面といっても3階に近い高さで、反面2階両バルコニー席の前部はとてもステージに近い。e+だと確保しているブロックが3階正面のみらしく、仕方ないかと思って買って座ると、超遠い。緩徐楽章だと寝ちゃうかも、なくらいです。
高関の定石どおり、オケ配置は両翼タイプだけど、合唱が入る関係で、管弦楽だけなら管楽器の後部にずらりと並べるコントラバスをチェロの奥に押し込めて、2台使うティンパニは右側に高低差つけて。セコバイの後方にパーカッション。だから、全体的に中心から左側のほうに楽器が集中する形になるわけ。だもんでRBという席はほぼ正面から、低弦が飛んでくるかたちとなり、重厚さが増す。その犠牲で、セコバイが、楽器自体がステージ後方を向いてしまう決定的な負い目もあるけども弱く聴こえるはずなのだね。
とにかく、ホルン8本、トランペット4本、トロンボーン4本がうじゃうじゃと並ぶ中で、高関登場後、決め手の8本ホルンユニゾンで始まりました。
非常にオーソドックスな解釈でして好感が持てます。異常に長い第1楽章を、楽器それぞれをよくフューチャーして際立たせ、程よく緊張してたと思います。特に低弦とハープ。その上にパーカッションが決めてくれます。にしても高関の棒振りは非常に分かりやすく、次に何が起こるかが一目瞭然。前回のシャイー来日公演のときは、1階席だったから特にそう思う。だいたいあの時は階段配置でなくて平台配置だったから、管がベルアップしたのすら確認できなかったもの。その点やっぱ2階バルコニーはいいわ。クラさんの5本ベルアップなんて笑えるし、コーダでのクラ、オーボエ、ホルン全員のベルアップなんて圧巻そのもの。グスタフ、そこまでやらせるか、です。
にしても、マーチ風のピッコロは、フルート4人が全員持ちかえでピッコロをやるとはしらなかったです。
コーダはこれこそコーダでして、どっしゃんがらがらな〆に会場からは拍手が。あらあら、と思ってたら、高関は指揮台から降りるは、オケは立ち上がるは、ソロトロンボーンには足踏みで称えるはで、まるで終曲したような雰囲気。妙に感動ものだなーー、と思ってたら、高関が引っ込んじゃって拍手は止まらない。で、また出てきたらオケが下がっちゃった。
ここで15分間の休憩でございます
の会場アナウンスに超びつくり。仰天しながらプログラムを見たら、第1楽章のあと休憩と明記してある。あらーーー。こういうプログラムもあるのねぇ。
仕方ないから休憩して、第2楽章から後半。なんか変な気分。
第2楽章はおもしろい奏法が目立った。ソロバイオリンの唄いまわしは他では聴いたことないものだったし、トリオ部分のテンポ設定もしかり。
第3楽章はポストホルンの出番。舞台袖からバンダでの演奏だけど、完全に丸裸にされる上に、高関がその下で奏でるヴァイオリンをとても弱めていたので余計だ。ポストホルン一番の高音部を残念ながら失敗してしまったけど、仕方ないやなあ。
第4楽章にはアルトソロ。予定していた永井さんが風邪でキャンセルということで、代役でした。出だしからは奥行きさが足りない感じでしたけど、だんだんよくなってきて、彼女も最後は表情も歌に入り込んだかたちで熱唱でした。
第5楽章から女声と児童の合唱がプラス。今まで座らせていた彼らを、楽章間の短時間に一気に立たせたのはどうだろう。で、第6楽章に通常切れ目なく入るわけだけど、G線上でのゆったりした主題がなっている中で、児童合唱のみ退場させるのもどうよ。日本人らしく音を立てずに出て行ってはくれたけど、ちょっと疑問。
愛すべき第6楽章は、今まで淡白に振っていた高関が豹変し、感情たっぷりのめろめろ演奏でした。おれが以前からこの楽章は、男の愛であると言っていたけど、やっぱそーよね。だってほとんどが二分と四分音符で歌われるところに不器用さが現れてるし、どーしょーもなく切ない感じはこれはグスタフの妻に対する一途な愛としか思えないわさ。
不器用の極みのトランペットとトロンボーンの際立った旋律部分は、ま、そりゃ大変なところだし、ぼこぼこと凹んだりするのはしょーがないかね。いつもこの部分で泣いてしまうおれは案の定うるうるしだして、その後の弦が高みを築いていく最高潮部ではやっぱりハンカチで目頭と鼻を押さえて、泣き声を押し殺していたわけさ。
注目の終曲の振りざまは、音を解放した感じではなくて多少ぶったぎった感があったけど、シャイーよかはね。思ったほどフェルマータで引き伸ばさなかったから、拍手とブラボーは間髪いれずに起きちゃいましたね。ちと残念。
感動的というよりよくやった、って感じだったのかしらん。
高関スタイルをもうほぼ完全に習得した感のある群響のマラ3。変にいやらしくならず、感情移入もあまりなく、つまらない演奏と言う方もいるかもしれないけど、この長大なシンフォニー自体をコントロールする集中力と意思の硬さはそうそうできるものじゃないでしょう。おれ的にはやっぱり、一曲連続でやったほうが緊張感が漲るからいいと思うけども。
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なんか予定外でよしひろとはここでお別れして、おれらは新宿へご飯。3時開演で1曲なのに終わったのが5時20分とは、これまた予定外。おなかぐーぐーです。
どこで食べようか、と迷って、リニューアルしたマイシティ7階に行ってみた。すっごい人。の割には全然興味をそそる店はなく。照明は暗いし、なんか狭いし、一応ミックスカルチャーな感じでモダンだけどなんか違うんじゃない?マイシティは以前のあの少し野暮ったい感じがお似合いなのに。なんでもかんでも渋谷風ないかにもデート向けなリニューアルはいかんよ。
なので、ヤツお薦めの飲茶、霞月酒樓(China Moon)へ。こりゃ、野暮ったくてええわい、と気に入る。中華はヤツお任せなのでわしわしと食う。ワインも空ける。調子に乗ってデザートまで食っちゃったから、12,000円もいってしまった、あいたた。でもいいんだもん!素敵な演奏会後のディナーは幸せなんだもん。
でもだからって、勢いでタワーレコードで、ザンデルリンクのマーラー10番クック版と、ノイホルトのリング全曲BOXを買うことはなかったかもしれないわ。
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二丁目せずにそれぞれ帰宅でした。
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