2時までに何とか書き上げるぜ。
土曜の夜は紀尾井町へ。
紀尾井シンフォニエッタ東京の演奏会です。場所は紀尾井町の紀尾井ホール。初体験です。
家を出たのが5時過ぎで、6時開演に間に合うかちょっと不安だったので、市ヶ谷からタクシーで行きまして。ホテルニューオータニの真正面とのことで、660円で到着。5時45分。
上智大学脇の堤に茂る緑が心地よい。今年の最高気温を記録したわりには涼しく感じられるのは、立地のせい?
紀尾井ホールは、1995年4月2日にオープンの、新日鐵創立20周年の記念事業として建設された音楽専用ホール。クラシック専用
800席、邦楽専用
250席。ホール運営を財団法人新日鐵文化財団がやってるからか、やたらじじばばが多い。OBか?
中に入り、今回の座席、2階BR(正面に向かって右のバルコニー)1列23番から全体を眺めると、いいホールねぇぇ、と素直に思う。
奴はステージに向かって左側の席がお好みで、おれとは反対の左側バルコニーの2列38番。チケット購入時にはもういい席は売りきれていて、残念ながらステージは乗り出さないと見えない。見るとちょっと不満げ。ま、仕方ないっしょ、B席3,500円なんだから。ちなみにおれはS席5,500円っす。
ヨーロッパの伝統的スタイルであるシューボックス形式で、こじんまりとしながらも、2階のみならず1階にもあるバルコニー席が、ステージと一体感、親密感を盛り上げてます。
紀尾井ホール1999/2000シーズン演奏会
紀尾井シンフォニエッタ東京第25回定期演奏会
ウォルフガング・シュルツ(fl)
ハンスイェルク・シェレンベルガー(ob)
指揮:尾高忠明
Programme
モーツァルト:ディベルティメント 変ロ長調 K.137
モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
モーツァルト:フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313
モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K.543
そそ、オールモーツァルトです。
ソリストを聞いて驚愕です。
ウィーン・フィルのシュルツ。ベルリン・フィルのシェレンベルガーよ。おしっこちびっちゃいそうよ。ほんと。
4月の大宮でウィーン・フィルの首席で構成された室内アンサンブル公演のとき、シュルツはまさに歌うように吹いてたっけ。それはそれは美しかったんだけど、なにせ超大ホールである大宮ソニックシティ。その麗しくみずみずしい響きには至っておりませんでして、その点、室内楽にはうってつけの紀尾井ホールで演奏すると聞けば、行かないわけにはいきません。
緩-急-急と、珍しい構成のディベルティメント。予習不足でしたが、若き日のモーツァルトのはつらつさを感じました。
そしてまずはオーボエコンチェルト。これはもう、幼少から何万回聴いた事か。
オケとのアンサンブルも完璧だし、もちろんシェレンベルガーはノーミスだし、オリジナルかと思われるカデンツァはきれい過ぎるし、言う事ありません。Perfect。
best BUYに載せている、サー・ネヴィル・マリナー指揮アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズのクラリネットコンチェルトにカップリングの、ハインツ・ホリガーのそれに匹敵です。
オケのほうのオーボエさんふたり。うまいっすねえ。
続いてフルートコンチェルト。
ああああああ
です。
一楽章のはつらつのリズムは最後まで崩れないし、憂いの二楽章は涙ものだし、優雅なメヌエットの三楽章は踊りだしそうだし。これで5,500円は、ほんっと超お得ってもの。
大きな拍手に二人は出たり入ったりで、この段階でアンコールの披露。
デュオによる、魔笛から「パパゲーノ」と「夜の女王」。
アンサンブル・ウィーン=ベルリンの二人ならではの、息の合った演奏は、これだけでも、来てよかった(わ)、ってなものです。お揃いのメガネなんかかけちゃって、お茶目ったりゃありゃしない。
これだけ盛り上がって休憩に入って、このあとの交響曲はあんまり期待しないほうがいいかもね、なんて言っていましたが、いやはや、やられました。
これから以降の三部作が、いわゆるモーツァルトの後期三大交響曲というのですが、40番が悲哀と情熱、41番が荘厳と宇宙というならば、この39番は優美と壮麗でしょうか。
歌うアレグロと呼ばれる第一楽章を、感情豊かにホントに歌い上げた実力に、このオケの卓越さを感じないではいられないわ。もちろん二・三楽章も。
最終楽章。これがすばらしい。立派、のひとこと。予習用CDの、ジェフリー・テイト指揮イングリッシュ・チェンバー・オーケストラのそれでは、
んー、フィナーレらしくない
と不満だったのに、この日のここは、ぜんぜんダサくないし、華麗華麗。
拍手のあと、全員立ちあがって、指揮者と一緒にステージから去っていく終わり方も面白かった。
全員がソリストなんだよ、ってことじゃない?
という奴。なーるほどねぃ。
とにもかくにも大満足におつりが来るくらい。今日でシーズン最終公演ということで、新シーズンの幕開けは10月だそうです。
その夜はPenguinとTACTICSによって、おれは帰宅。奴は日曜日に実家に帰るとのことなので、ノースに寄ってから帰ってきた(みたい)。
あ、3時になってしまう。帰ります。
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